大道具・美術製作・美術装置のプロフェッショナル

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製作された大道具装セットが、大道具スタッフによってスタジオに搬入され、すでに打ち合わせ済みの平面図と立面図を基に大道具セットを建込んでいく。(建込みのことを飾るとも言う)

スタジオの床面には一尺四方(一尺=約30cm)のメジが打ってあり、平面図を見て基点を決める。大道具の世界では今でも尺貫法が慣用語と なっている。基点が決まったら箱馬を配置し、平台を重ねていく(台割り)。

平面図はカメラ位置や照明位置などを考慮されて書かれており、間違いのないように台割りをしていく。平台は大きさやサイズが何種類かあり、長方や、正方形、三角形の平台もある。

平台が配置し終わると、いよいよセットパネルの建込みだ。

パネルが倒れないようしっかりと人形とウェイトで抑えていく。柱などもパネルから外れないようしっかり打ち付けていく。

図面を見ながら順序良く壁パネルが建込まれていく 。

窓が入る壁も欄間パネル、腰パネルによって取り付けられていく。

仕切りの収納壁が建込まれ洋間壁へと移っていく。

洋間の壁が建て込まれ両部屋のセットがほぼ完成。

洋間にはフローリングが、和室には畳が敷かれた。

窓から見える背景(ガガミ)が建て込まれる。

洋間には建具屋さんによって、窓やドアが取り付けられていく。

和室にもふすまや窓が取り付けられた。

小道具さんによって、室内の小道具が配置されていく。

和室にも小道具が設置されていく。

これで基本的な大道具セットが完成した。

正面から見たセット。

上から見た大道具セット。

後ろから見た大道具セット。